おもにBLD

スピードキューブ、特に Blindfolded (BLD) の記事を書きます。

Road to MBLD 20P 178日目

この記事は Road to MBLD 20Pの178日目です。

TL; DR

  • モチベーションは3ヶ月くらいで底を突くらしい
  • 3ヶ月間、MBLD以外いろいろやっていた
  • モチベが回復したので再開

リンク

目標

最終目標

  • 公式20P

月間目標

  • 31日中24日MBLDをやる
    • 個数は問わないが、負荷をかけるのが望ましい

やったこと

私のモチベーションは3ヶ月くらいで底を突くようです。4月の頭くらいからMBLDのモチベーションの低下を実感していていて、気がついたら練習も筆も途絶えてしまっていました。MBLDはなんだかんだ2週に1回くらいのペースではやっていたのですが、PBを更新しようという意気込みも、経過を記録しようという意志もありませんでしたね。

モチベが底を突いたついたときには無理はせずにMBLDと比較的関連していることをしつつ回復を待つのがいいと思います。

この4〜6月の3ヶ月でやったこと

  • ZoomでBLDリレー
  • 持ち替えをしないCO手順導入
  • 1文字レターペア用意
  • 3-styleでRegripしていた手順の回し方を見直し
  • 3BLDコーナーやMBLDで4 in 1導入
  • CCK, 日本大会の中止により、今年中の公式20Pが事実上不可能に
  • 4MBLD, 5MBLD
  • くるくるキャプテンさんたちとMBLD計測会、だいたい隔週
  • 4BLDウィングエッジFUrバッファ with Orozco DFrヘルパー - おもにBLD
  • Zoomで3BLD Knock out形式の非公式大会
  • 3BLD PB 36.82
  • hinemos 問題リスト複数登録機能 実装/リリース

5月中旬からの行動は、4BLDに向かっていることが多かったです。4BLDを速くするためにはそろそろ3-styleを導入 & ついでにバッファ移行できるのではということで、GWのOrozcoでDFrをヘルパーにしつつ、FUrバッファで解いてみたりしました。また、4BLDの3-styleを本格的に覚えるにはhinemosの機能が足りないので、せっせと機能拡充をしていました。問題リスト複数登録、7/18のCubing LTで話す機能(まだ秘密)、そして4BLD用のナンバリング/3-style手順登録機能が揃うと練習の準備完了します。

で、思ったんですよ。BLDは記憶と実行の両方が大事ですが、hinemosの機能を増やしたとしても今想定している機能では実行しか伸びないということ。負荷をかけて記憶を鍛えるにはMBLDだ、ということで、自分の中でMBLDをやる意義が再定義されたのでした。

そのような目的意識を持ちつつ、また、TLのくるくるキャプテンさんたちがMBLDに取り組んでいるのを眺めていたらMBLDへのモチベーションが少し回復しました。

とりあえず、7月はhinemosを開発しつつ、日常的にMBLDをやる習慣を取り戻す予定です。31日のうち24日MBLDをするのが目標です。

本日

MBLD 5P=5/5 14:15=[9:57]+4:18

はじめはこんなものでしょう。

明日へのリンク Road to MBLD 20P 240日目 - おもにBLD

メモ: くろわさんとの考え方の違い

こんばんは、酢酸です。

本日「BLD ノックアウト」という非公式の企画があったのですが、その後の雑談でくろわさんに色々聞いていたら自分と考えが違う部分が多々見つかったので、忘れないうちにメモしておきます。

速い(24.81 (動画付き) とか 24.15 とか)人の言っていることのほうが正しいことが多いので、いったん考え方(やり方)を変えてみようかと思っています。

内容については記事の公開前にくろわさんに確認を取ったので、認識違いは無いと思います。ただし、以下のような注意コメントをもらいましたので、このブログを読む方もご注意ください。

※ くろわさんからのコメント: 「僕のやり方、考え方も僕より速い人の意見を取捨選択した結果に過ぎないので、絶対的に信頼しないで色々な人の意見を聞くのが良いと思います。また、僕の意見も流動的なのでまた数ヶ月後にはガラッと意見が変わっている可能性があります。」

Q: ソルブ練習で、解き終わった後に同じスクランブルでもう一度崩して確認したりはしている?

No. じっくり復習をするぶんの時間を、新しいソルブをするための時間として使っている。

数をこなすことを意識しているのは分析に対し苦手意識があるため。やり方を固めた段階では、分析スピードをあげるには数をこなすしかないと考えている。

解いた直後に、マズかったレターペア・3-style手順が何かは確認し、メモする。手順やレターペアは常に頻繁に良いものに変えていくことを意識している。


私: DNFしたソルブや遅かったソルブはスクランブルし直して確認していたので倍近く時間がかかっている。

Q: 3-style手順を選定する時に、「今この瞬間は回しにくく感じる」手順があると思うが、将来熟練することを期待してそのような手順を採用することはあるか?

その手順が「良さそう」と思ったら、何十回か回してみて回せるようにする努力をする。その上で回せない場合は捨て、回せるようになって今採用している手順よりタイムが良ければ採用する。

手の構造は人それぞれ違うので、他の人にとって良い手順が自分にとっても良いとは限らない。

ちなみに、捨てた手順についても自分のスプレッドシートの手順一覧表にメモしておいて、後で見返せるようにはしている。

もし、ある時点では回しにくいと思った手順も、色々と手順を変えていったりしていく中で将来回しやすいと感じることがあったら採用するかもしれない。

その回しにくい手順を回してその手順に関する部分的な経験値を貯めるのではなく、色々な手順を回して全体的な経験値を貯めていくイメージ。


私: IshaanのエッジDFバッファ3-styleとか、誰か速い人1人の手順を正解として、今の自分に回しにくく感じてもそれを採用。最初のうちに重荷を抱えて、練習でそれを消していくイメージ。何人かの手順の比較はしていない。

Q: (余談) 4BLDのウィングエッジ UFrバッファの練習はどうやった?

hinemosのレターペアクイズの機能を利用した。いったんレターペア表を退避、ウィングエッジのレターペアだけをhinemosに登録、レターペアクイズで巡回。


私: なるほどね。うまい。4BLD用の3-style練習機能も将来実装予定だが、いつになるか未定。

4BLDウィングエッジFUrバッファ with Orozco DFrヘルパー

こんにちは、酢酸です。4BLDでDFrバッファからFUrバッファへの移行がローコストでうまくいったので、そのやり方を書いておきます。

ここでの「移行」とは、「新しいバッファで、どのようなスクランブルでも成功できる状態になった」ということを指します。タイムは問いません。

20201026追記: 記事の途中にも追記しましたが、3BLDのDFバッファの3-styleを使える人が追加で覚える手順を最小限にする、という目的ならDFrヘルパーでいいのですが、高々23手順ですし、素直にUBrヘルパーにしておいたほうがいい気もしてきました。

TL; DR

  • これまでの分析フェーズの経験値を活かすため、UFrではなくFUrをバッファとする
  • OrozcoメソッドのヘルパーはDFrにして、DFバッファの手順を最大限利用する
  • 馴染むまでは目を開けたまま繰り返すのが重要

バッファ移行のモチベーション

日本のBLDerが3BLDにてUF/UFRバッファへの移行を進める中で、私は未だにDF/UBLバッファで解いていますし、これを変えるつもりは今のところありません。これは、以下の理由からです。

  • UF/UFRにしてもDF/DFRに比べて短縮できるのは数秒
  • まだ自分はその数秒が大事になるほど短いタイムが出せていない
  • ようやくDF/UBLの手順が馴染んできたところなので、ここで手順を別物にするのはもったいない

3BLDの場合、DF/UBLでSub20のタイムが出せることは2018年ごろまでのWRが証明していますし、過去のWRを出すのは厳しいとしても2018年のWR100である29.96くらいまでは練習次第で出せそうなので、このままいきます。

一方で、4BLD/5BLDについては、DFr以外のバッファで3-styleを修得する価値があると考えています。

私は今のところ、DFrバッファの3-style手順があまり使えません。3BLDのDFバッファ 3-style440手順のうち、私が使っている手順でS列/E列を含む手順は約300手順で、DFrバッファで使える手順は差し引きで約140手順しかありませんでした。ウィングエッジ3-style全506手順のうち、約360手順は新しく覚える必要があるわけです。

DFrバッファのままで360手順を覚えることとFUrバッファに変えて506手順覚えることを比較すると、コストは少し増えるものの、手順のアップデートが現在行われているバッファであるFUrの手順を覚えたほうが良いと判断しました。

多分割BLDでバッファ移行を避けていた理由として、2点交換の解法が無いバッファだと3-styleをど忘れした時にDNFが確定してしまうという懸念がありましたが、Orozcoメソッドの考え方を使えば何かの手順をど忘れした時に回避ができるため、その懸念は解消しました。

UFrではなくFUrバッファ

バッファはこれまでの多分割BLDの分析フェーズの経験値を活かすために、UFrではなくFUrバッファとしました。UFrの手順とFUrの手順は全く同じものを使えるので、ソルブにおいてデメリットはありません。デメリットは、強いて言うならばUFrバッファの人と話をする時に読み替えでちょっと困るという程度です。

導入方法

1. Orozco methodの概要を把握

3BLDですが、まっさんの記事が分かりやすいです。

mstblog.hatenablog.com

2. ヘルパーをDFrに決めて、使う手順選定

UFr Orozcoメソッド手順表ではBUr (FUrバッファならUBr) がヘルパーとなっていますが、私はDFrをヘルパーとしました。これは、ヘルパーをDFrとすることで、自分の知っているDFバッファの手順(参考サイトは後述)が適用できて学習コストが下がるからです。

2020/10/26追記: DFrヘルパーのデメリットは以下の通りです。高々23手順ですし、横着せずにUBrヘルパーにするほうがいい気がしてきました。

  • UBrヘルパーに比べてセットアップが必要な手順が多い
  • Orozcoで解くときにはヘルパーの文字も想起するが、DFrステッカーの文字はFUrバッファに移行して初めて出現するので慣れていない
    • これは逆に、そのナンバリングに慣れるメリットがあるかも?

追記ここまで

DFrヘルパーの手順、および今後の3-styleの学習には基本的にはGrahamの手順を採用します。Grahamは2020年現在4BLD, 5BLDで世界4位, 3位なので、この手順は信頼できます。

DFrヘルパーの手順はGrahamの手順表のUFr-FDr-XYzとUFr-XYz-FDrの手順を読み替えて使いましょう。UFr-FDr-XYzはFUr-DFr-YXzと等価であり、同じパーツのもう一つのステッカーで読み替えることができます。

Graham's Full 3Style Comm Series + more - Google スプレッドシート

このGrahamのFUr-DFr-XYz手順を学ぶ前に、3BLDでFU絡みの簡易3-styleを学んでおくとスムーズです。

onninn-cube.seesaa.net

www.youtube.com

3. 目を開けたまま練習

目を開けたまま、2文字分析→実行を繰り返します。

余談ですが、この目を開けたまま練習するというやり方は3-styleの修得だけでなく4BLD, 5BLDを初めてやる人にとっても非常に大切だと考えています(この記事を読んでいる人のほとんどは既に成功していると思いますが…)。

4. 実際にソルブ

目を開けたままの練習を充分行って、イケる感覚があったら実際にソルブしましょう。

私は目を開けたままの練習をじっくり行ったので、FUrバッファの初ソルブでしっかり成功させることができました。

今後の課題

上述のツイートにも書きましたが、以下の3点が課題です。

  • バッファを変えたことによって新しく登場するレターペアに慣れること
  • Orozco手順を想起するのを速くすること
  • 3-style手順を増やすこと

3-style手順を増やすことについては、hinemosで多分割BLDの3-styleを練習できる仕組みを実装して、それを利用する予定です。ただ、結構実装が大変で、実装完了するまで最大で半年程度かかりそうです。もし待っている人がいたら気長にお待ちください…

Road to MBLD 20P 90日目

この記事は Road to MBLD 20Pの90日目です。

TL; DR

  • MBLD 4P=11/18 1:23:41=[59:51]+23:50
    • 意図的にミスしたが、ちょっと失敗

リンク

目標

最終目標

  • 公式20P

直近目標

  • 16/17 in 65 min (3/30~)

やったこと

日記を書いた日 : 2020/04/19

MBLD 4P=11/18 1:23:41=[59:51]+23:50

まっさんが誕生日で44個MBLDをやるとのことなので、私は18個挑戦しました。

かなり慎重にやっていたせいでもありますが、個数をちょっと増やしただけでかなり時間が増えてしまいました。

明日へのリンク http://sak-cube.hatenablog.jp/entry/road-to-mbld-20p-095d

Road to MBLD 20P 87日目

この記事は Road to MBLD 20Pの87日目です。

TL; DR

  • MBLD 9P=13/17 1:00:31=[42:24]+18:07
  • shiさんのやり方でいい感じ

リンク

目標

最終目標

  • 公式20P

直近目標

  • 16/17 in 65 min (3/30~)

やったこと

日記を書いた日 : 2020/04/19

寝ても寝ても眠いと言いながら練習してない日が続いて、気がついたら3週間くらい経ってました。かなり前の記事を後から書くのはあまり意味がなくて時間が無駄なので、特に書くことが無い日は記事の作成自体をスキップすることにします。

MBLD 9P=13/17 1:00:31=[42:24]+18:07

今日は分析・確認の順番をWRCCのshiさん式でやりました。復習するまでの間隔が短くなることと復習の回数が増えるのとで、記憶は強めな感覚があります。しかし、1~4個目は回数が少ないので記憶が薄くなりがちなので多少アレンジが必要そうだと思いました。

shi_mbld

3BLDの前に1~4個目の復習をもう一回入れるくらいで記憶の強さ的にはちょうどいいと思いました。

明日へのリンク http://sak-cube.hatenablog.jp/entry/road-to-mbld-20p-090d

Road to MBLD 20P 85日目

この記事は Road to MBLD 20Pの85日目です。

TL; DR

  • 寝ても寝ても眠い

リンク

目標

最終目標

  • 公式20P

月間目標

  • 14P (3/6~3/29) ← 16/16 62:00を14/14 60:00と見なしてdone

直近目標

  • 16/17 in 65 min (3/30~)

やったこと

寝ても寝ても眠いです。完。

明日へのリンク http://sak-cube.hatenablog.jp/entry/road-to-mbld-20p-087d

Road to MBLD 20P 84日目

この記事は Road to MBLD 20Pの84日目です。

TL; DR

  • MBLD 16P=16/16 1:02:05=[43:24]+18:41
    • M2/OP
  • Hconの春風杯で3位入賞

リンク

目標

最終目標

  • 公式20P

月間目標

  • 14P (3/6~)

直近目標

  • 1時間15分以内に15/16を達成する (3/9~3/29) 【達成】

やったこと

基礎練とHcon春風杯 1st round

朝はHconの春風杯のために3-styleのコーナーとエッジを一周した後、遅い手順を中心に練習、そしてエッジのみの3BLDをしていました。

春風 1st round DNF-43.85-DNF

Hconでのtop 5のタイムが出せてヨッシャ

春風杯 final round

2ラウンド目、14時過ぎに参戦。

DNF-DNF-49.72

1試技目よりも遅かったので8位くらいかと思いました。

時間制限のあるHconを終え、夕方からMBLD。

MBLD

夕方にMBLD。

MBLD 16P=16/16 1:02:05=[43:24]+18:41

ここ最近実行ミスばかりだったので、正確性重視でM2/OPでやりました。

分析記憶が40分で収まる見込みで、60分に間に合わせる想定でしたが、実際には間に合いませんでした。

60分だと14/16です。

実行は3-styleでやれば1個あたり50秒なので、1個あたり20秒の節約、合計だと5分くらい節約できます。

3-styleでやるなら1個は問題なく増やせそうで、もしかすると2個増やしてもいいかもしれません。

あとは、分析記憶は最近の試技の感じで充分(全く想起できないイメージが無い)であることは分かっているので、少し薄くして時間稼ぎたいと思いました。

これで、「1時間15分以内に15/16を達成する」 → 3/9~3/29【達成】

月間目標の14Pについては、60分以内では2個ミスで12Pだったので未達。 → 「考えたこと」節で少し考えます。

Hcon 結果確認

さて、MBLDの技試を終えて春風杯の結果を確認したら、なんと3位。難しめのスクランブルだったらしくSub50維持できたのはけっこう偉かったらしいです。

hcon-3bld.web.app

考えたこと

月間目標に関して、実際の競技規程を厳密に適用してポイント計算することは、あまり意味がない気がしてきました。

今日の試技で16個を62分で成功したということは14個に減らして挑戦していたら時間的には間違いなく60分に収まって14P取れていたことになります。

練習で14P取ることを目的に14個挑戦しても、自身に負荷をかけずに1時間を使ってしまうだけのように感じています。

もちろん大会ではこのような良いところ取りの計算は許されないわけですが、練習では力を伸ばすことが第一の目的なので、昨日の実行ミスに関する考察のように、真に力がつくように計画をしていくことが大事だと考えています。

明日へのリンク http://sak-cube.hatenablog.jp/entry/road-to-mbld-20p-085d

時間配分

キューブ キューブ 周回 ラップタイム(/個) ラップタイム スプリットタイム
1 4 1周目 0:01:00 0:04:02 0:04:02
1 4 2周目 0:00:26 0:01:46 0:05:47
5 8 1周目 0:01:14 0:04:56 0:10:43
5 8 2周目 0:00:39 0:02:34 0:13:17
9 12 1周目 0:01:36 0:06:25 0:19:43
9 12 2周目 0:00:30 0:02:00 0:21:43
1 12 3周目 0:00:40 0:07:59 0:29:41
13 15 1周目 0:01:53 0:05:38 0:35:19
13 15 2周目 0:00:38 0:01:53 0:37:13
1 15 4周目 0:00:23 0:05:38 0:42:51
16 16 3BLD 0:00:33 0:00:33 0:43:24
1 16 実行 0:01:10 0:18:41 1:02:05