非公式3BLD sub120のためにやったこと
こんにちは、酢酸です。
先日、非公式3BLDで1:41.81のタイムを出し、自己の非公式タイムで初めて2分を切ることができました。この記事では、そのためにやったこと・意識したことを共有します。
TL; DR
はじめに
1:41.81の内訳は、分析記憶40秒と実行1分でした。まずはご自身の時間とこのタイムを見比べて、分析記憶と実行のどちらがよりボトルネックになっているのかを押さえておいてください。
- 解法: M2法 / Old Pochmann法 (M2OP)
- 記憶法: コーナーはレターペア、エッジは音記憶
- 記憶の順番: コーナー、エッジの順に分析記憶
- 実行の順番: エッジから実行 (エッジファースト)
- 3BLDコーナーのみ 27.14 秒
- 3BLDエッジのみ 41.72秒 (12文字)
それと、どのくらい3BLDと関係があるか分からないのですが、3BLD以外の目隠し系競技の公式タイムは、4BLD 35分で成功済、MBLD 17分で2/2です。
OP法のR面キャンセルとパリティ処理手順
望月さんのコーナーOld Pochmann法の拡張についてを読んで、R面のどこにセットアップしても良いようにしましょう。
また、パリティ処理は望月さんのM2法を少し速くする追加手順とか(自分流)で紹介されていた (D' Rw2 U) M2 (U' Rw'2 D) を使っています。キューブの動きとしては同じですが、 (D' L2 D) M2 (D' L2 D) よりも回しやすいと思います。
エッジに関しては特別な手順は使っていません。キャンセルもできていません。Advanced M2法も使っていません。
コーナーのみ・エッジのみ練習で、一定の時間で分析記憶を打ち切る
私は心配性で、今までは自分の分析記憶が100%正しいと思えるようになるまで何回も確認していました。 しかし、そこまで確認しないと確信が持てないということは、(コーナーは)レターペアの準備に問題があった、ということです。 また、100%の確信がなくても、実際には頭に入っているものです。Y.Yさんの記事3BLD上達法!には、以下のような言葉があります(太字は原文ママ)。
記憶が伸びない、苦手だ、と悩んでいる人はたくさんいると思いますが、そのうち大半の人はこういったことが上手くできていないことにより、自分の記憶を過小評価してしまっているのではないでしょうか(自分もそうでした)。
本番では成功したタイムしか記録に残らないので安全重視にしたほうが良いこともありますが、練習では何回失敗してもデメリットはありません。自分の限界を知る意味でも、まずはDNFになって当たり前というくらいの気持ちで、ちょっと分析記憶に不安があるくらいの状態で実行してみてください。具体的には、コーナーのみ・エッジのみのパート別練習で、コーナーは分析記録を10秒で、エッジは分析記憶を20秒で打ち切って実行してみてください。その時点で何文字まで分析記憶できているか、正確性はどのくらいなのかを見つつ、打ち切る時間を調整してみてください。
最悪なのが、以下のようなパターンになることです。
- DNFが怖い→正確性重視でやる→練習に時間がかかる→回数がこなせない
- DNFが怖い→3BLDを練習しない
DNFへの恐怖心を消してください。DNFを出しているのは自分の限界に挑戦している証拠であり、むしろ誇らしく思いましょう。
レターペアをhinemosで身に付ける
レターペアの重要性は各所で言われています。ぜひ身に付けましょう! 手前味噌ですが、拙作Webアプリ hinemos を是非ご利用ください。無料です。広告もありません。今のところ、以下の機能があります。
- レターペア表でレターペアを管理
- 他の人のレターペアを参考にレターペア登録
- クイズ形式でレターペアを練習
特に、クイズ機能を利用することで、キューブを触ることができる時間以外でBLDを練習することができるので、BLDの練習に使える時間が飛躍的に増えると思います。
まとめ
おまけ
他のキューバーに影響されて、交通量調査に使うようなカウンターを購入しました。3BLDを成功させるたびにカウントアップさせているので、練習量が可視化されてモチベーションの糧になります。しかし、もしかしたら、DNFへの恐怖心を消すために、成功でもDNFでもカウントアップさせたほうがいいかもしれませんね。